食糧不足が深刻化、パスタの価格は200倍も ベネズエラ

ベネズエラで食糧不足が深刻化している

2016.08.03 Wed posted at 12:53 JST

ベネズエラ・カラカス(CNN) 南米ベネズエラで牛乳や粉といった主食となる食品が極端な品薄に見舞われ、闇市場で価格が何百倍にも急騰している。

牛乳の値段は公営のスーパーマーケットで購入できれば粉ミルク1袋当たり70ボリバルで済む。しかし店の棚に並ぶことはほとんどない。闇市場では100倍の7000ボリバル(米ドル換算で700ドル=約7万円)で売られているのが見つかった。

主食のパンに使われるトウモロコシ粉は、公営スーパーで1キロ入りの袋が190ボリバル、民間のスーパーでもほぼ同程度。しかし闇市場では約15倍の3000ボリバルに跳ね上がる。

公定価格15ボリバルの1キロ入りパスタは、首都カラカスの闇市場で約200倍の3000ボリバルという値段が付いていた。

闇市場でトウモロコシ粉とパスタと粉ミルクを1袋ずつ買っただけで、月額最低賃金の1万5000~2万ボリバルを使い果たしてしまいそうになる計算だ。

市民の多くは仕方なくスーパーに長い行列を作る。買い物ができる曜日は身分証明書ごとに決められていて、自分の欲しいものがどの店にあるかを見極めたうえで、何時間も行列に並ばなければならない。それでもほとんど何も手に入らないこともある。

「午前3時から並んで買えたのは歯磨き粉2本だけ。今晩は歯磨き粉を食べるしかないかも」と19歳の女性はため息をつく。「闇市場で買えばコメ3キロで1カ月分の給料が吹き飛ぶ」。

月給約4万ボリバルという25歳の建設作業員の男性も、「粉もコメも砂糖も手に入らなかった。あったのは石鹸(せっけん)だけ。でも石鹸じゃ食べられない」と嘆く。

48歳の男性は、1日中かけてあちこちの店を回っているが、「並んでいるうちに自分の証明書番号で買い物できる期限が切れて、手元には何も残らない」と肩を落とした。

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