イスラエル軍が学校に空爆、子ども含む22人死亡 ガザでの戦闘激化
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区中部のブレジ難民キャンプにある学校施設に6日、イスラエル軍による空爆があり、子ども7人を含む少なくとも22人が死亡した。病院当局者が明らかにした。学校施設には数千人が避難していた。
病院によれば、数十人の負傷者も出ている。
攻撃があった現場の映像には、巨大なクレーターが映っており、がれきの中から生存者を探す人々や、テントや所持品の残骸が捉えられている。
イスラエル軍は6日、空爆について、イスラム組織ハマスの指揮統制センター内で活動していたテロリストを攻撃したと説明したが、詳細には触れなかった。
学校の敷地内では女性がハマスに向かって叫んでいた。ガザを実効支配するハマスへの怒りを表すことは、かつては考えられなかった。女性は「ハマスは学校から出ていくべきだ。彼らは人々の間に隠れている。引き裂かれた子どもたちに何の責任があるのか」と訴えた。
今回の空爆の前には、イスラエルのネタニヤフ首相が、閣議でガザでの軍事作戦の拡大が承認されたことを受けて、ガザの住民を南部に避難させると発言していた。
パレスチナ保健省によれば、イスラエルが4日にガザにおける軍事作戦の拡大を承認して以降、少なくとも48人のパレスチナ人が死亡し、142人が負傷した。イスラエルが3月18日にガザへの爆撃を再開して以降、2500人以上のパレスチナ人が死亡している。