ウクライナ、水上ドローンでロシアの戦闘機破壊と主張 「世界初」

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ウクライナ国防相情報総局の映像のスクリーンショット。ロシアのSu30戦闘機が黒海上空でウクライナの無人艇「マグラ」によって撃墜される場面という/Defense Intelligence of Ukraine

ウクライナ国防相情報総局の映像のスクリーンショット。ロシアのSu30戦闘機が黒海上空でウクライナの無人艇「マグラ」によって撃墜される場面という/Defense Intelligence of Ukraine

(CNN) ウクライナ国防省情報総局は3日、水上ドローン(無人艇)を使用した攻撃により初めて黒海でロシアのSu30戦闘機を撃墜したと主張した。

国防省情報総局は声明で、「戦闘用航空機が海洋ドローンによって破壊されるのは世界初だ」と指摘。機体は「空中で炎上し、最終的に海へ落下した」と述べた。

国防省情報総局によると、ウクライナの部隊の一つが2日、ロシア黒海艦隊の残存部隊がいるとされるロシアの主要港湾都市ノボロシスク付近で、無人艇「マグラ」を使い当該戦闘機を破壊したという。

CNNはウクライナの主張について独自に検証できていない。

ロシア国防省はこの件についてコメントしていないが、ウクライナの主張はロシアの軍事ブロガーによって裏付けられている。

軍事ブロガー「ファイターボマー」は3日、テレグラムへの投稿で「ウクライナ側はノボロシスク一帯に三十数隻を超える水上ドローンを投入した。(我々の)戦闘機が被弾すると、乗員は海に投げ出され、敵の水上ドローンに囲まれた」と記した。

ウクライナ国防省情報総局は昨年12月、ウクライナ軍と技術者によって開発された水上ミサイルドローン「マグラV5」を使いロシアのヘリコプター2機を破壊したと主張し、「世界初」としていた。

ウクライナは兵力やリソースで優位に立つロシアに対抗するため、ドローンの活用に傾斜している。ウクライナはロシアによる2014年のクリミア違法併合に加え、22年の侵攻で追加の損失を被った結果、もはや黒海に機能する海軍を有していない。

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