車両が通路に突っ込む、少女と男性が死亡 マニラ空港
(CNN) フィリピンのマニラ首都圏にあるニノイ・アキノ国際空港で4日、スポーツ用多目的車(SUV)が柵を突き破って通路に突入し、男性の成人1人と4歳の女児が死亡した。フィリピン赤十字が明らかにした。
フィリピン赤十字によれば、ターミナル1の出発エリアの外で同日午前9時ごろ、人々が立っていた通路に外側の手すりを突き破って車両が突っ込んだ。
運転手は警察に身柄を拘束されている。空港運営会社によれば負傷者も出ているが、人数は明らかにしていない。警察は現時点で故意による衝突との情報は得ていないという。
フィリピン赤十字は声明で、救急隊員18人と救急車5台、救出作業用車両を現場に派遣したと説明した。
SNSに投稿された映像には、黒いSUVがターミナルの入り口に突っ込む様子が捉えられている。悲鳴が上がる中で複数の負傷者が地面に倒れ、荷物が散乱する様子が映っている。救助隊員が救護に当たる姿も確認できる。
空港運営会社は、事故原因の正式な確認と負傷者の情報を待っているとした上で、事件が引き起こした懸念に理解を示すとともに、臆測を避けて確認された情報を待つよう呼び掛けた。