イスラエル、レバノン首都でヒズボラ本部を攻撃 指導者の生死不明

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建物の背後で立ち上る煙=27日、レバノン首都ベイルート/Emilie Madi/Reuters

建物の背後で立ち上る煙=27日、レバノン首都ベイルート/Emilie Madi/Reuters

(CNN) レバノンの首都ベイルートで27日、複数の大規模な爆発が発生した。現地のCNN取材班が目撃した。

CNNはSNSで共有された動画の位置を特定した。動画には、攻撃でベイルート南郊のダヒエ周辺で複数の大きな煙が立ち上る様子が映っている。これはCNN取材班が非常に大きな爆発音を聞いた後のものだ。

ダヒエは人口密度が高く、イスラム教シーア派組織ヒズボラの勢力が強い地域で、同組織の多くの指導者が拠点を置いている。

イスラエル国防軍(IDF)のハガリ報道官は動画による声明で、同軍がヒズボラの本部に正確な攻撃を実施したと述べた。

同氏によると、ヒズボラのテロ本部は人間の盾を使うという戦略のもと、ベイルート中心部の住宅ビルの下に意図的に建設されていたという。

イスラエル当局者はCNNに対し、ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師がこの攻撃の標的だったと明かした。

イスラエル軍は、同氏が攻撃で死亡したかどうかの確認を進めているという。

イスラエルの空爆後、崩壊した建物のがれきの上を歩くレバノン軍兵士たち/Ibrahim Amro/AFP/Getty Images
イスラエルの空爆後、崩壊した建物のがれきの上を歩くレバノン軍兵士たち/Ibrahim Amro/AFP/Getty Images

レバノン保健省は同日、この数回の空爆で少なくとも6人が死亡、91人が負傷したと発表した。

保健省は、この死傷者数を暫定的なものとしている。救助隊はがれきの中の捜索を続けており、今後死傷者数は増加するとみられる。

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