イスラエル国防相、ヒズボラとの戦いで「完遂すべき追加任務」 攻撃継続
(CNN) イスラエルのガラント国防相は27日までに、軍にはイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦いで「完遂すべき追加任務」があるとの認識を示した。イスラエル軍はヒズボラに対する激しい攻撃を続けている。
ガラント氏は「イスラエル北部の住民が安全に自宅に帰還できるようにするため、我々には完遂すべき追加任務が残されている」と述べ、引き続きヒズボラの不安定化と打撃拡大を図る考えを示した。
ガラント国防相の発言は、米国や同盟国が全面的な地域紛争を防ぐためにイスラエル・レバノン国境での停戦を呼び掛ける中で発せられた。
ガラント氏は26日、「北部地域で計画されている作戦を承認」する目的で軍幹部と会談を行った。北部地域とはレバノン国境に近い地域を指す。
ガラント氏は「我々は一連の作戦を継続する。ヒズボラのテロリストを排除し、ヒズボラの攻撃インフラを解体して、ロケットやミサイルを破壊する」としている。
ヒズボラとの紛争が激化の一途をたどる中、イスラエルはレバノンの広い範囲に激しい空爆を仕掛けている。
イスラエルはヒズボラに対する攻勢作戦を猶予なく加速すると言明。25日には、イスラエル軍がレバノンでの地上戦を想定した演習を実施した。軍は地上侵攻の可能性を排除していない。