イスラエル、テルアビブ付近でヒズボラの弾道ミサイル迎撃 商都への攻撃は初
(CNN) イスラエルは24日、イスラム教シーア派組織ヒズボラが発射したミサイルを商都テルアビブ付近で迎撃した。ヒズボラの攻撃がイスラエルの商業中心地の奥深くまで到達するのは前例がなく、双方の紛争が一段と激化したことを示す攻撃となる。
テルアビブや中部ネタニヤの住民はこの日、サイレンの音で目を覚ました。イスラエルは、防空システムで地対地ミサイルを迎撃したと発表。ヒズボラによって発射されたミサイルがテルアビブ付近まで到達するのは初めてだという。
現時点で被害や死傷者の報告はない。
イランを後ろ盾とするヒズボラは、イスラエルの情報機関モサドの本部を狙って「カデル1」弾道ミサイルを発射したことを確認した。ヒズボラはポケベルやトランシーバーが相次ぎ爆発した先週の攻撃などを巡り、モサドを非難している。
ヒズボラがイスラエルへ向けて弾道ミサイルを発射するのは初とみられる。ヒズボラは「ガザのパレスチナ人を断固支持し」、「レバノンとその国民を守る」目的で発射したとしている。
テルアビブは地中海岸に位置する人口400万人以上の都市。イスラエル空軍は、レバノン南部ナファキエ付近にある発射装置を攻撃したことも明らかにした。