イスラエル国連大使、ヒズボラに「本気」示す 外交的解決望むとも
(CNN) イスラエルのダノン国連大使は24日、記者団に対し、イスラエルはレバノンで「外交的解決」によってイスラム教シーア派組織ヒズボラに対処することを望んでいるが、「本気である」ことを示すために「他の手段」を使うと語った。
イスラエルはレバノンとの国境で二つ目の戦線を張る準備ができているかとのCNNの質問に対し、ダノン氏は、どこであっても地上侵攻を始めたいとは思っていないが、イスラエルは同国の民間人を守ると固く決意していると述べた。
ダノン氏は、イスラエルは外交的解決を望んでいるとしながらも「それがうまくいかない場合、我々は他の手段を使って相手側に本気であることを示すつもりだ」と述べ、紛争を終わらせる唯一の方法は「ヒズボラがイスラエルの国境からいなくなること」だと続けた。
ダノン氏はまた、イスラエルの戦闘行為に対する他国の批判に反論。トルコのエルドアン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相をナチス・ドイツのアドルフ・ヒトラーと比較したことは「想像を絶する」ものであり「恥ずべきことだ」と語った。
エルドアン氏は24日午前の演説で、「イスラエルの態度は、国際社会がパレスチナの民間人を保護する仕組みを構築することが不可欠であることを改めて示した。70年前にヒトラーが人類の同盟によって阻止されたのと同じように、ネタニヤフと彼の殺人ネットワークは『人類の同盟』によって阻止されなければならない」と述べていた。