ウクライナ大統領、長距離兵器の使用許可が「勝利計画」の鍵 訪米控え
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は23日までにCNNの取材に答え、長距離兵器をロシア領奥地の標的に使用することの承認について、自身が掲げる「勝利計画」の一部だとし、米当局者に対して説明を行う考えを明らかにした。
ゼレンスキー氏は、米ニューヨークで開催される国連総会に参加するため、週内に米国を訪問する。
ゼレンスキー氏はウクライナの同盟国に対し、兵器の利用をめぐる制限を緩和するよう求めている。米国は制限の緩和に動く兆しを見せつつあるものの、ゼレンスキー氏によれば、制限緩和の承認はまだ受けていない。
ゼレンスキー氏は「我々には確かに長距離兵器がある。しかし、我々が必要としている量ではないと言っておく」と語り、「米国も英国もロシア領でこうした兵器を使用する許可は出していない」と言い添えた。
ゼレンスキー氏は訪米時に自身の主張が聞き入れられることを期待していると述べた。
ゼレンスキー氏は、バイデン米大統領とともにいくつかの決断を下し、非常に興味深く困難な対話をしたこともあると振り返り、バイデン氏が会談後に考えを変えることになるだろうと期待を示した。
ゼレンスキー氏は訪米時に、11月に行われる米大統領選の民主党候補のハリス副大統領や共和党候補のトランプ前大統領とも会談するとの考えを明らかにした。