アテネがオレンジ色に染まった日 ヘルシンキは銀世界

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路面電車が運行停止となり雪に覆われた鉄道を渡る人々=23日、フィンランド・ヘルシンキ/Alessandro Rampazzo/Anadolu Agency/Getty Images

路面電車が運行停止となり雪に覆われた鉄道を渡る人々=23日、フィンランド・ヘルシンキ/Alessandro Rampazzo/Anadolu Agency/Getty Images

地中海東部の島国キプロスも同様の影響を受けている。米航空宇宙局(NASA)は22日、北アフリカ上空の低気圧によって、キプロスには今月中旬、数回にわたり砂が飛来したと指摘した。

NASAの地球観測衛星「テラ」は、22日にキプロスを覆ったオレンジ色の「とばり」をとらえた。NASAは、砂がそのまま地中海を横切り、数日間にわたってキプロスとギリシャに影響を及ぼすとの見方を示した。

ギリシャなどではこれまでも、北アフリカからの砂で視界が悪くなる現象がたびたび観測されてきた。

北欧では一転して、フィンランド南部が20センチを超える大雪に見舞われ、ヘルシンキの公共交通機関に影響が出た。路上では十数件の事故が発生したが、重傷者は報告されていない。

路面電車の路線は除雪作業中だが、除氷剤の散布に使う道具はすでに倉庫に片付けてあったため、作業は難航している。

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