消えゆく「魔法の町」の湖、干ばつで不正取水の追い打ち メキシコ
(CNN) メキシコの祝日「死者の日」の観光地として人気を集める西部ミチョアカン州の湖が、干ばつや森林伐採、さらには水泥棒のために干上がりかけている。
CNN提携局のテレビサによると、ミチョアカン州パツクアロにあるパツクアロ湖は、当局が水位の低下を記録し始めて以来、水量が半分以下になった。
「魔法の町」として知られる地元パツクアロの自治体は、環境的要因に加え、不正な取水も一因になっていると説明する。湖を救う目的で4月に新設した委員会は、既に1日あたり60万リットルの盗難を阻止しているという。
これには干ばつも影響している。干ばつで湖の水量が回復せず、取水して転売する違法行為を加速させている。
パツクアロの町も湖も、11月1日の死者の日には大勢の観光客が訪れる。