プーチン氏、「米大統領はバイデン氏の方がトランプ氏より好都合」

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ロシアのプーチン大統領=14日、モスクワ/Contributor/Getty Images

ロシアのプーチン大統領=14日、モスクワ/Contributor/Getty Images

(CNN) ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は14日のインタビューで、ロシアにとって米国の大統領はドナルド・トランプ氏よりもジョー・バイデン氏の方がいいと発言した。

インタビューの中でプーチン氏は、ロシアにとってはバイデン氏の方が好都合とした理由について「同氏の方が経験豊富で予測しやすく、古いタイプの政治家だから」と語った。

一方で「米国民の信頼を得た米国の指導者には、誰であれ対応する」と述べ、現政権の行動について判断するためには「政治的姿勢」に目を向ける必要があると指摘。ロシアがウクライナで行っている戦争を念頭に、「現政権の立場は著しく有害で誤っている」と強調した。

プーチン氏はさらに、2022年3月のイスタンブール会談の合意が守られていれば、この戦争は「1年半前に終わっていたかもしれない」とした。どんな合意に言及しているのかは明らかにしていない。

22年2月に開始したウクライナ侵攻については「もっと早く積極的な行動を開始しなかったこと」を悔やんでいると述べ、西側の指導者はロシアに対し、「NATO(北大西洋条約機構)を東へ拡大しない」ことに関してうそをついたと主張。「我々は当時も今も、ウクライナがNATOに引きずり込まれる可能性について憂慮している。そうなれば我々の安全を脅かす」と語った。

また、ウクライナとロシアの停戦を定めた15年のミンスク合意については、もともと守られる意図はなく、「さらに多くの兵器をウクライナに持ち込むための時間稼ぎ」に利用されたと主張している。

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