反プーチン・反戦の候補者、10万人の署名提出 ロシア大統領選
(CNN) 3月のロシア大統領選に向け、反戦を掲げる「市民イニシアチブ」党の元下院議員、ボリス・ナジェージュジン氏(60)が1月31日、立候補に必要な数の署名を提出したと発表した。
ナジェージュジン氏は記者会見で、国内75地域の120~130都市で計20万8000人の署名を集めたと語った。法的に有効な範囲の10万5000人分を、首都モスクワの中央選管に提出したという。選管はこれを受けて10日以内に審査する。
同氏は各地で数十人から数百人、時には数千人の列ができたとして、感謝の言葉を述べた。
また、SNS「テレグラム」に段ボール箱の山を背にした自身の写真を投稿し、「これは私の誇りだ」と書き込んだ。
国内だけでなくロンドンからパリ、旧ソ連構成国ジョージアの首都トビリシまで、各地でボランティアが在外ロシア人の署名を集めた。
雪の降り積もるモスクワで署名の列に並んだ有権者の一人は、「他国の領土での軍事行動を止めようとする候補者はこの人だけだ」と語った。