イスラエル首相のパレスチナ国家拒否、英国防相が「失望」

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英国のシャップス国防相/Maja Smiejkowska/PA/Getty Images

英国のシャップス国防相/Maja Smiejkowska/PA/Getty Images

(CNN) 英国のシャップス国防相は21日、イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ国家の樹立を拒否する発言をしたことについて「失望」を表明した。シャップス氏は改めて、英国が「2国家解決」に向けて取り組むと述べた。

ネタニヤフ氏は先週の記者会見で、2国家解決にのっとったパレスチナ国家の樹立を否定するような発言を行い、物議を醸していた。

シャップス氏は、ネタニヤフ氏がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区全体に対してイスラエルの治安上の管理が必要だと発言したことを受けて、これはパレスチナ国家の主権という考え方とは衝突すると指摘した。

シャップス氏は英スカイニュースの取材に対し、イスラエル首相からこうした発言を聞いたことについて失望したと語った。

シャップス氏は「他の選択肢はない。全世界が2国家解決が最善の道だと合意している。英政府もそれを解決策として支持している」と強調した。

シャップス氏は、パレスチナ国家にはパレスチナ側に主権がある必要があり、イスラエル側には安全保障を提供する必要があると述べた。

シャップス氏は、パレスチナ自治区ガザ地区での紛争から抜け出すためには「これ以外に明白な方法はない」と指摘した。

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