中国新国防相に董軍氏任命、前任者の突然の解任から2カ月

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海軍司令官だった董軍氏が新国防相に/Ministry of National Defense of the People's Republic of China

海軍司令官だった董軍氏が新国防相に/Ministry of National Defense of the People's Republic of China

香港(CNN) 中国の全国人民代表大会(全人代)は29日、海軍司令官だった董軍氏を新国防相に任命した。中国国営新華社通信が伝えた。前任の国防相の李尚福氏は、公の場から姿を消した後、何の説明もなく解任されていた。

全人代はまた、軍人9人が全人代の職を解かれたと発表した。理由は明らかにしていない。中国ではここ数カ月で相次いで軍の人事刷新が行われていた。

新国防相に任命された董氏は、2021年から中国人民解放軍海軍の最高司令官を務めていた。

10月に解任された前任の李氏は今年3月に国防相に任命されたばかりだったが、8月下旬に公の場から姿を消し、身辺をめぐる臆測が広がっていた。

中国では外相だった秦剛氏も7月に解任されていた。李、秦の両氏とも、習近平(シーチンピン)国家主席が異例の3期目に入るに当たり、自ら要職に就けた忠実な側近だった。

その2人が突然解任されたことで、習主席の統制をめぐる疑問が浮上している。

李前国防相の所在について中国政府は口を閉ざしているが、米紙ウォールストリート・ジャーナルは中国の関係者の話として、李氏が事情聴取のため9月に当局に連行されたと伝えた。

英紙フィナンシャル・タイムズも、李氏が捜査対象になっているという米政府の見方を伝えている。

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