米中両軍トップ、1年超ぶりにテレビ電話で会談

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米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長(左)と中国軍の劉振立連合参謀部参謀長/Getty Images, Reuters

米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長(左)と中国軍の劉振立連合参謀部参謀長/Getty Images, Reuters

(CNN) 米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長と中国軍の劉振立連合参謀部参謀長が21日、テレビ電話で会談を行った。米国防総省が明らかにした。1年以上にわたって途絶えていた米中両軍トップの会談が再開した。

ブラウン氏の議長就任以降、劉氏との会談が実現するのも初めてとなる。

国防総省によるとブラウン氏は、連携を取りながら責任ある形で競争の管理に取り組む重要性を議論。誤算を回避し、開かれた直接的な連絡経路を保つことが重要だとの見解を述べた。また人民解放軍が実質的な対話に関与し、誤解が生じる可能性の低減を図ることも大切だと改めて強調したという。

米中両軍トップの会談は、ペロシ米下院議長(当時)が台湾を訪問した2022年8月以降行われていなかった。この時の訪台に対し、中国は台湾周辺の軍事演習で反応した。

その後、米中間では中国のスパイ気球による米本土の横断飛行や、東シナ海及び南シナ海における中国軍パイロットによる米航空機への「威圧的かつ危険な」行動の増加といった事案が数多く持ち上がっていた。

両軍の対話の再開は、先月開かれた米中首脳会談での優先事項の一つだった。

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