ローマ教皇、同性カップル祝福を正式に認める

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ローマ教皇フランシスコ=17日、バチカン/Guglielmo Mangiapane/Reuters

ローマ教皇フランシスコ=17日、バチカン/Guglielmo Mangiapane/Reuters

(CNN) ローマ教皇フランシスコは18日、ローマ・カトリック教会の聖職者が同性カップルを祝福することを正式に認めた。

バチカン教理省のフェルナンデス長官らがまとめ、教皇が承認した教皇庁(バチカン)の文書によると、教会の通常の儀式や礼拝の一部でなく、結婚に準じた法的権利を認める「シビルユニオン」としてではないことが条件。

同文書は、祝福を求める人々に対して、道徳的な検証を徹底するという前提条件を課すべきではないと宣言。神の恩恵は正義を主張する人々でなく、謙虚に罪を認める人々にこそもたらされるとして、同性カップルへの祝福に道を開いた。一方で、判断は聖職者に任せるとしている。

教皇はこれまでも、同性愛者に対するバチカンの厳しい対応とは一線を画し、シビルユニオンを支持してきた。

逆にバチカンは2021年、神が「罪」を祝福するのは不可能だとして、同性婚の祝福はできないとの公式見解を発表した。

これに対して教皇は先に、同性カップルの祝福に前向きの姿勢を示していた。

性的少数者に対する教皇の寛容な姿勢は、教会内部から根強い反発を招いてきた。今回の動きに対しても、同じ勢力が抵抗を示すことが予想される。

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