カトリック礼拝での爆発、ISISが犯行声明 フィリピン

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爆発の現場を調べる警官ら=3日、フィリピン・南ラナオ州マラウィ/Lanao Del Sur Provincial Government/Handout/Reuters

爆発の現場を調べる警官ら=3日、フィリピン・南ラナオ州マラウィ/Lanao Del Sur Provincial Government/Handout/Reuters

(CNN) フィリピン南部ミンダナオ島の南ラナオ州マラウィにある州立大学の体育館で3日、カトリックの礼拝中に起きた爆発について、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。

当局の発表によると、この爆発で少なくとも4人が死亡し、数十人が負傷した。

米過激派監視団体「SITEインテリジェンス・グループ」によれば、ISISは声明で、戦闘員がキリスト教徒の大規模集会を狙って爆弾を起爆させたと宣言した。

現場の画像には、がれきの中に立つ兵士や緊急要員らの姿が写っている。座席の一部が吹き飛ばされ、床に散乱している。

州知事は記者団に、負傷者40人あまりが市内の政府系病院に搬送され、学内の診療所でも何人かが手当てを受けたと述べた。

マルコス大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、外国のテロリストによる「無分別で凶悪な」犯行だと非難。「罪のない人々に暴力を振るう過激派は、ことごとく社会の敵とみなされる」と強調した。

米政府も「おぞましいテロ攻撃」と非難する声明を発表した。

フィリピンではカトリック教徒が国民の大半を占めるが、ミンダナオ島はイスラム教徒の住民も多い。

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