エルサレムで銃撃、3人死亡 ハマスメンバー犯行
(CNN) イスラエル当局は11月30日、エルサレムで銃撃があり、少なくとも3人が死亡、7人が負傷したと発表した。発砲した2人は兵士と市民によって殺害されたという。
警察当局によると、「テロリスト」らは東エルサレムの出身で、M16ライフルとピストルで武装していた。銃撃現場のバス停に車で乗り付け、市民に向かって発砲したという。
撃たれた市民の1人は現場で、2人は病院で死亡が確認された。犯行に携わった者が他にいないか捜索が続けられている。
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、発砲した2人がハマスの軍事部門「カッサム旅団」のメンバーだったと認め、2人は兄弟だったと明らかにした。
今回の銃撃についてハマスは、「イスラエル軍による前代未聞の犯罪への対抗措置」だと説明。イスラエルが「ガザ地区での残忍な虐殺や、ヨルダン川西岸地区ジェニンでの子どもらの殺害、パレスチナ人の囚人に対する広範にわたる人権侵害」などを行っているとした。また、イスラエル警察が4月に突入したエルサレムにあるイスラム教の聖地「アルアクサ・モスク」についても言及した。