英ロンドンでパレスチナ連帯の大規模デモ 参加者30万人、反デモの82人逮捕

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警備のために派遣された警官ら=11日、英ロンドン/Jeff Moore/PA/AP

警備のために派遣された警官ら=11日、英ロンドン/Jeff Moore/PA/AP

ロンドン(CNN) 英ロンドンで11日、パレスチナとの連帯を訴える大規模なデモが実施された。ロンドン警視庁によると約30万人が参加し、デモに反対する団体の82人が逮捕された。

デモ参加者らはロンドン中心部のハイドパークに集まり、パレスチナ解放や即時停戦を求めるスローガンを唱えた。

参加者の1人はCNNとのインタビューで、ウクライナを支持しながらパレスチナを支持しない政治家らの「偽善」にあぜんとしていると語った。

現地のCNN取材班によると、市内ではこの日、警察がデモに向けて警備態勢を敷くなか、極右集団が警戒線を突破して戦争記念施設に突入しようとする場面がみられた。

英国では11日が第1次世界大戦の戦没者追悼記念日に当たり、午前11時には各地の式典で一斉に黙とうがささげられる。

親パレスチナのデモをめぐっては、ブレイバーマン内相が先日、警視の対応が甘すぎると批判して波紋を呼んでいた。

スナク首相は当初、この日のデモを中止させる構えを示した。最終的には実施を認めたものの、戦没者への恩義に反する無礼な行動だとする主張は貫いている。

一方ロンドンのカーン市長は、ブレイバーマン氏の発言がこの日、極右集団による戦争記念施設での騒ぎを招いたと非難。憎悪を広め、法を犯す者を取り締まる警視庁への「全面的な支援」を表明した。

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