米国人やパレスチナ人のガザ退避を協議中 イスラエル高官

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マットレスを持って歩く人=11日、パレスチナ自治区ガザ地区のジャバリア難民キャンプ/ Mahmud Hams/AFP/Getty Images

マットレスを持って歩く人=11日、パレスチナ自治区ガザ地区のジャバリア難民キャンプ/ Mahmud Hams/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への地上侵攻に先立ち、米国人やパレスチナの民間人がガザからエジプトに脱出できるようにするための話し合いが進められていることがわかった。イスラエル高官が明らかにした。

交渉に詳しい当局者は11日、CNNの取材に対し、現在協議が行われている提案では、全ての米国市民はパスポートを提示すればラファ検問所を通過できる。一方、パレスチナの民間人の移動は1日あたり2000人に制限される。

この協議に関する最終的な承認は、ガザとエジプトを結ぶ検問所の管理を行っているエジプト側から得る必要がある。イスラエル政府高官は、可能な限り多くのパレスチナ人がガザを離れることがイスラエルにとっての利益となると述べた。

ガザに対する空爆によって何十万人もの人々が自宅からの避難を余儀なくされているものの、移動する先はほとんどない。中東全体でも、ガザは最も小さく人口が密集した都市の一つとなっている。

CNNの取材に答えたガザにいる米国人らは、イスラエル軍の激しい攻撃を受けているガザで安全なルートもなく閉じ込められると感じているとして、恐怖といら立ちをあらわにしていた。

ガザを脱出するエジプト経由の唯一のルートは攻撃のために、またイスラエル軍の侵攻が近いとみられていることから10日に閉鎖されたと報じられた。

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