食料品店にロシア軍の攻撃、51人死亡 ウクライナ北東部

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ウクライナ北東部への攻撃、瓦礫と化した村をCNN記者が取材

(CNN) ウクライナのクリメンコ内相は5日、北東部ハルキウ州クピャンスクへのロシア軍の攻撃で51人が死亡したと明らかにした。

ハルキウ州当局によると、現在がれきの撤去が進められており、死者数は増える可能性があるという。

ハルキウ州のシネフボウ知事によると、5日午後1時すぎにクピャンスク地区のフロザ村にある飲食店と食料品店に砲撃があった。フロザ村はクピャンスク近くの前線から約40キロメートル離れている。

今回の攻撃は市民が犠牲になったものとしては昨年のクラマトルスクの鉄道駅への攻撃以来、最も死者が多いとみられる。

現在スペインを訪問中のウクライナのゼレンスキー大統領は「明らかに残忍なロシアの犯罪だ。普通の食料品店へのロケット攻撃であり、完全に意図的なテロ攻撃だ」と批判した。

さらに「ロシアのテロは止めなければならない。同国の制裁回避の手助けは犯罪だ。いまだにロシアを支援している者は悪を支援している。ロシアが今回の攻撃、そして同様のテロ攻撃を必要とする理由はただひとつ。それは、大量虐殺的な侵略を全世界のニューノーマル(新たな日常)にするためだ」と訴えた。

クリメンコ氏によると、攻撃にはミサイル「イスカンデル」が使用されたとみられることが初期調査で明らかになっているという。

イスカンデルは比較的短距離の弾道ミサイルで、弾頭は500〜700キログラム。ロシアはウクライナへの攻撃で広範囲にわたってこのミサイルを使用し、民間人に多くの犠牲者を出している。

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