ゼレンスキー氏、カナダで議会演説 ロシアの侵攻は「ジェノサイド」

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カナダ首都オタワの議会で演説するゼレンスキー大統領=22日/Sean Kilpatrick/The Canadian Press/AP

カナダ首都オタワの議会で演説するゼレンスキー大統領=22日/Sean Kilpatrick/The Canadian Press/AP

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、カナダの首都オタワの議会で演説し、ウクライナでのロシアの戦争を「ジェノサイド(集団殺害)」と呼んで非難した。

ロシアが二度とウクライナにジェノサイドを持ち込むことができないよう、ロシアの侵略は「我々の勝利で終わらなければならない」とも訴えた。

ゼレンスキー氏はカナダの政治的な支援に感謝の意を表明。ウクライナの「NATO(北大西洋条約機構)への動き」を支持するカナダの指導力に謝意を示した。ウクライナはNATO加盟を目指している。

カナダのトルドー首相との会談の内容にも触れ、ロシアの資産を没収する「主要7カ国(G7)の取り組み」でカナダが果たす主導的な役割について話し合ったと説明。「ロシア人とその取り巻きが戦費の支払いに使っている資金」は「戦争とテロによる被害の補償」に充てられるべきだとの認識を示した。

そのうえで、特に兵器を通じたカナダの支援で大勢の命が救われたと述べた。

ゼレンスキー氏はまた、ロシアが「エネルギー資源の操作」を通じて他国の主権の破壊を試みていると指摘。「ロシアのエネルギー資源から自由になる国が増えれば、その分だけ早く世界のエネルギーは兵器ではない、ただのエネルギー資源に戻る」との見方を示した。

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