モスクワ近郊の工場で爆発、56人負傷

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モスクワ近郊の工場から煙が立ち上る/Administration of Sergiev Posad Telegram Channel/AP

モスクワ近郊の工場から煙が立ち上る/Administration of Sergiev Posad Telegram Channel/AP

(CNN) ロシアの首都モスクワの北東に位置するセルギエフポサドにある光学機器の工場で9日、爆発があり、モスクワ州のボロビヨフ知事は少なくとも56人が負傷したと明らかにした。

同国の調査委員会が調査を開始した。

ボロビヨフ氏がSNSで明らかにしたところによると、56人が手当てを受け、うち30人が入院。6人が集中治療室で治療を受けているという。

がれきの下にまだ人が埋もれている可能性があるため、爆発現場では捜索・救助活動が続いている。当局は「がれきの撤去に約12時間かかる。まだ人が埋まっている可能性があり、すでに3人救出された。医師の診断では重篤な状態だ」と説明した。

ロシアの国営メディアは同日、地元当局の話として、爆発が起きたのはロシア軍向けの光学機器を製造する工場の敷地内にある、別の企業が借りていた火工品の倉庫だったと報じた。爆発の原因は技術過程の違反としている。

調査委員会の代表はロシア国営タス通信に、ドローン(無人機)攻撃をうかがわせるものは確認されていないと説明。爆発の原因については調査中だという。

爆発の様子は監視カメラやドライブレコーダーでとらえられており、ソーシャルメディアに投稿されたそれらの映像には、工場の上空に立ち上る巨大なキノコ状の煙が映っている。

ある目撃者が独立系メディアに語ったところによると、売却されて火工品の工場になる前は弾薬を作る工場だったという。

目撃者は爆発の様子について「爆発音はとても大きく、爆発直後の色はオレンジ色で、その後灰色の煙に変わった。通常、花火が爆発すると硫黄の臭いがするが、硫黄の臭いはまったくしなかった」などと語った。

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