クラスター爆弾、ウクライナが使用ならロシアも プーチン氏が予告

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モスクワ市内で開催のフォーラムで発言するプーチン氏=13日/Contributor/Getty Images

モスクワ市内で開催のフォーラムで発言するプーチン氏=13日/Contributor/Getty Images

(CNN) 殺傷能力の高い米国製クラスター(集束)爆弾がウクライナに供与されたことを受け、ロシアのプーチン大統領は親政権メディアとのインタビューで、同国も十分なクラスター爆弾を保有していると述べ、ウクライナが使った場合は使用する権利があると主張した。

プーチン氏はこの中で、バイデン米政権はクラスター爆弾を戦争犯罪と呼んでいると主張し、自身もその見解に同意すると述べた。具体的にどのコメントを指すのかは言明しなかったが、昨年米ホワイトハウスのサキ報道官(当時)は、ロシアがウクライナ侵攻を開始した時期にクラスター爆弾を使ったとの報告を受け、事実だと確認されれば戦争犯罪に当たると発言していた。

プーチン氏はインタビューで、これまでにロシアがクラスター爆弾を使用したことはないとも強調した。

国連は3月、ロシア軍が少なくとも24回、人口密集地でクラスター爆弾を使ったという信頼できる報告があると発表していた。CNNが昨年実施した調査では、ロシア軍がウクライナ侵攻の初期に同国第2の都市、北東部ハルキウにクラスター爆弾搭載のロケット弾を撃ち込んだことが判明している。

クラスター爆弾が投下されると周囲に多数の子爆弾が広くばらまかれるため、特に市民や非戦闘員に大きな危険が及ぶ。不発弾が何年も後に爆発することもある。使用を禁止するオスロ条約には、英仏独など100カ国以上が署名している。

バイデン大統領はCNNとのインタビューで、ウクライナへの供与は「非常に難しい」決断だったと話した。米国防総省の高官によれば、ウクライナは書面で、都市部では使用しないと確約している。

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