プーチン氏、サウジ皇太子と電話会談 OPECプラスでの協力を協議

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ロシアのプーチン大統領(左)とサウジアラビアのムハンマド皇太子/Getty Images/Reuters

ロシアのプーチン大統領(左)とサウジアラビアのムハンマド皇太子/Getty Images/Reuters

(CNN) ロシアのプーチン大統領は7日、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談を行い、主要産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)プラス内での協力について話し合った。クレムリン(ロシア大統領府)が明らかにした。

クレムリンによれば、両者はロシアとサウジラビアの多面的な協力関係について協議した。特に、貿易や経済関係のさらなる強化のための方策や、投資や物流、エネルギーなどの分野における共同プロジェクトの実施に注目が集まった。

会談では世界のエネルギー市場の安定を確保するための方法について詳細な議論が行われた。両者とも、石油の需給のバランスを維持するために適時かつ効率的な取り組みが行えるOPECプラスの枠組みにおける協力の水準に高い評価を示した。

OPECプラスは、サウジなどが加盟するOPECと、ロシアなどOPEC非加盟の産油国によって、2016年に誕生した。OPECプラスは原油生産の調整や規制を行い、世界の原油価格を安定させている。加盟国は世界の原油の約40%を生産しており、世界経済に大きな影響力を持つ。

OPECプラスが4月に行った減産の決定はロシアにとって大きな意義があった可能性がある。

昨年、ロシアがウクライナに侵攻したことを受けて、米英は直ちにロシア産石油の購入を停止。欧州連合(EU)は海路でのロシア産原油の輸入を禁止した。

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