ウクライナ首都に大規模ドローン攻撃、1人死亡

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ロシア軍のドローンによる大規模な攻撃によって崩れ落ちた建物内部=28日、ウクライナ・キーウ/Kyiv City Military Administration/Handout via Reuters

ロシア軍のドローンによる大規模な攻撃によって崩れ落ちた建物内部=28日、ウクライナ・キーウ/Kyiv City Military Administration/Handout via Reuters

(CNN) ウクライナ首都キーウで28日、ロシア軍のドローン(無人機)による大規模な攻撃が行われ、1人が死亡したほか、市内各地で火災が発生した。

ウクライナ国防省によれば、ロシアは28日未明、イラン製ドローン「シャヘド」54機を送り込んできた。このうち52機を撃墜したという。

キーウ市のクリチコ市長は、攻撃を受けて41歳の男性が死亡したほか、ドローンの破片がガソリンスタンドに落下して35歳の女性が負傷したと明らかにした。

キーウは今月に入り、複数回にわたって攻撃を受けているものの、死傷者が出ることはまれだった。

クリチコ市長によれば、ドローンの破片によって市内各地の建物で火災が発生した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ドローン攻撃の後、ウクライナの防空を「英雄」とたたえた。ゼレンスキー大統領は、ロシアのドローンやミサイルを撃墜するたびに、命が救われると語った。

ロシアは、キーウの住民を威嚇するだけでなく、ウクライナ側にドローン撃墜のために貴重な弾薬を消費させ、防空システムの位置を把握するために、ドローン攻撃を行っている可能性がある。

シャヘドの費用はミサイルのおよそ20分の1なので、ロシアは安価な方法で被害を与えることができる。

今月28日は、1541年前に街が公式につくられたことを記念する「キーウ市の日」にあたっていた。

今回のロシアによる大規模なドローン攻撃は、領土の奪還を目指すウクライナによる反攻が近くおこなわれるとの見方が出るなかで行われた。

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