現実味増すウクライナへのF16供与、訓練などで課題山積

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米軍基地への着陸に向け降着装置を伸ばすF16「ファイティング・ファルコン」=ドイツ/Harald Tittel/dpa/Reuters

米軍基地への着陸に向け降着装置を伸ばすF16「ファイティング・ファルコン」=ドイツ/Harald Tittel/dpa/Reuters

同研究員やF16の現役操縦士はCNNに、操縦士向けの訓練は3カ月間が基礎的な知識の習得のためで、安定した空中飛行、安全な着陸などの操縦技量が含まれるとした。空中戦への対処方法などより複雑化した知見や対処能力の取得にはさらなる時間を要するとも示唆した。

F16機を飛ばす方法を知るのは容易だが、空中戦などで敵対的な環境に襲われた際に効果的に対抗するすべを身に着けるには数年かかるだろうとも述べた。

ウクライナがF16の展開に踏み切ったとしても、どの拠点に配するのかの問題も出てくる。制空権の確保狙う最新型の西側の戦闘機を提供する利点は西側諸国が製造した大量の武器弾薬が確保し得る場合のみ見込めるとの分析も示した。

ウクライナによるF16機の獲得については英国とオランダが今月、引き渡しを支援するとした協力態勢を宣言。バイデン大統領は日本・広島での主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ同盟国らによるF16機などのウクライナ人操縦士の訓練に協力する立場を示した。北欧ノルウェー政府も24日、違った方法でのウクライナ人パイロット訓練を申し出ている。

この中でウクライナのゼレンスキー大統領は24日、定例の夜のビデオ演説で計画されているF16機の獲得は、ロシアが敗北を喫するだけとの世界からの強力なメッセージの一つと強調した。

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