ウクライナでの戦争、「できるだけ早期」の終結に関心 ロシア外相

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ロシアのラブロフ外相(左)とブラジルのビエイラ外相(右)=17日、ブラジリア/Evaristo Sa/AFP/Getty Images

ロシアのラブロフ外相(左)とブラジルのビエイラ外相(右)=17日、ブラジリア/Evaristo Sa/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのラブロフ外相は17日、訪問先のブラジルで、ロシアがウクライナでの戦争を「できるだけ早期に」終結させることに関心があると語った。ブラジルのビエイラ外相との共同記者会見で述べた。

ラブロフ氏は、ブラジル側がウクライナ情勢について「優れた理解」を示したことに謝意を示したほか、ブラジルの和平交渉模索の意欲にも感謝した。

ブラジル外務省の発表によれば、ラブロフ氏は同日、ブラジルのルラ大統領とも会談を行う。

ウクライナは、和平の実現は、ロシアが国境を回復して、ウクライナ政府がクリミア半島を奪還した場合にのみ達成できると繰り返し表明している。

ウクライナのクレバ外相は先週、ルーマニアで開催された黒海の安全保障に関する会合で、「本当の平和とは、国際的に認められたウクライナの国境を回復することを意味する。真の平和とは、ウクライナのクリミア半島で標的となっている人々にとっての安全な故郷を意味する」と述べていた。

ビエイラ氏によれば、紛争の平和的な解決に貢献するブラジルの立場を改めて示したほか、ロシアとウクライナの交渉を仲介する友好国のグループを結成するというルラ大統領の考え方を伝えたという。

ビエイラ氏は、一方的な制裁に反対するブラジルの姿勢についても強調した。

ビエイラ氏は、一方的な制裁は、国連安保理の承認を得ることに加えて、世界各国の経済、特に新型コロナウイルスの世界的な流行から完全には回復していない発展途上国の多くに悪影響を及ぼすとの見方を示した。

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