バフムート西側の高地、ウクライナ軍が「掌握」

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チャシブヤールにとどまる民間人に対し避難するよう説得に向かうウクライナ軍の兵士ら/Violeta Santos/Reuters

チャシブヤールにとどまる民間人に対し避難するよう説得に向かうウクライナ軍の兵士ら/Violeta Santos/Reuters

(CNN) 激しい戦いが続くウクライナ東部バフムートで、現地で数週間にわたって従軍しているウクライナ軍の兵士は5日までに、バフムートの西側に位置する高地の街チャシブヤールはウクライナ側が掌握していると述べた。

この兵士は過去にもCNNの取材に答えたことがあり、所属は第46独立空中強襲旅団。

兵士によれば、戦争前にはチャシブヤールには数千人の住民がいた。街は周囲よりも高い位置にあるため特に大口径の火器の砲撃で有利で、こうしたことから街はウクライナとロシアの両軍にとって重要だという。

兵士は、ロシア軍がチャシブヤールの南東に位置するウクライナ軍の防御を突破できずにいると述べた。

兵士は「ロシア軍は約1カ月前には機会があった。彼らは道路から数百メートルの位置に立っていた。しかし、ロシア軍には十分な予備兵がなく、押し返され、現在は道路から2キロメートル離れた場所にいる」と述べた。

この道路はバフムートから西へ低地を進んでいく。

兵士によれば、道路周辺の防衛が強固なため、ロシア軍はチャシブヤールへ進攻する方法がない状態だという。

ロシア軍がチャシブヤールに進攻しようとすると、側面からの攻撃に弱くなるという。

兵士は、もしウクライナ軍がバフムートから撤退すれば、チャシブヤールがロシア軍の次の標的となるだろうとの見通しを示した。

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