中米ホンジュラス、台湾と正式に断交

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
中米ホンジュラスが台湾との外交関係を正式に断絶した/Jose Lopes Amaral/NurPhoto/Getty Images/File

中米ホンジュラスが台湾との外交関係を正式に断絶した/Jose Lopes Amaral/NurPhoto/Getty Images/File

(CNN) 中米ホンジュラスは25日、台湾との外交関係を正式に断絶したと発表した。

ホンジュラスの外務省は声明で、中国が主張する「一つの中国」の存在を認め、その全体を中国政府が代表するとの認識を示した。「台湾は現時点で中国の不可分の領土である」と述べ、外交関係の打ち切りを通告したことを明らかにした。

中国は台湾を承認している国との外交関係を拒否している。

台湾が国連から追放された1971年の時点で外交関係を維持したのは56カ国。中国は巨大市場としての影響力などを背景に、承認切り替えを促してきた。

結果として、残りは太平洋や中南米の小国を中心に14カ国まで減っていた。ホンジュラスもそのひとつだったが、カストロ大統領は今月14日、中国と国交を樹立すると表明していた。

専門家の間には、台湾と外交関係を持つ国が減っても大きな影響はないとみる説もある。

米国は79年に台湾と断交したが、近年ますます関係を強めている。昨年8月にはペロシ下院議長が中国の反対を押し切って訪台。来月には台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統が中米訪問時に米国を経由し、マッカーシー下院議長と会談する予定だ。

また多くの欧米諸国にとって、台湾は半導体の供給元としての重要性を増しているという事情もある。

「ホンジュラス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]