穀物輸出協定の延長は「善意の証し」 ロシア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
船舶に積まれたケニアとエチオピアに送られる予定のウクライナ産小麦=2月18日、ウクライナ南部チョルノモルスク港/Oleksandr Gimanov/AFP/Getty Images/File

船舶に積まれたケニアとエチオピアに送られる予定のウクライナ産小麦=2月18日、ウクライナ南部チョルノモルスク港/Oleksandr Gimanov/AFP/Getty Images/File

(CNN) ロシア大統領府のペスコフ報道官は、黒海からの穀物輸出に関する協定が60日間延長されたことについて、条件が満たされないなかでのロシア側の「善意の証し」との見方を示した。

ペスコフ氏は、延長期間が120日間ではなかった理由を尋ねられ、「取引が一本足では立てない」と答えた。

ペスコフ氏は「もちろん、(取引の)延長は相対的なものだ。しかし、これはロシア側のある種の善意の証しだ」と述べた。

ペスコフ氏は、ロシア側がこうした措置を取ったことについて、関係者が引き受けた条件と義務を履行することを期待したものだと言い添えた。

ロシアと国連は先ごろ、スイスで協議を行い、ウクライナからの穀物輸出に関する協定について60日間の延長で合意していた。ロシア国営RIAノーボスチ通信がベルシニン外務次官の発言を引用して報じた。

ベルシニン氏は延長の条件として、国際市場へのロシアの農産物供給に対する直接的あるいは間接的な制裁の解除などを含むロシアに示された全ての約束の履行だとの見方を示していた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ロシア」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]