フィンランド、ロシア国境でのフェンス設置を開始

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フィンランドがロシアとの国境でのフェンス設置を開始した/Finnish Border Guard

フィンランドがロシアとの国境でのフェンス設置を開始した/Finnish Border Guard

(CNN) 北欧フィンランドの国境警備隊は2月28日、同国東部のロシアとの国境にフェンスを試験的に設置する工事が始まったと発表した。

国境警備隊は声明で「長さ約3キロにわたってフェンスを試験的に設置する工事がイマトラ地区の国境検問所の両側で始まった」と述べた。まず森林伐採から始め、道路の建設やフェンスの設置が3月中に始まり、その後監視システムを導入する。試験設置の工事は6月末までに完了する見込みだ。

昨年末に始まった計画では、フィンランド東部の国境1300キロのうち130〜260キロにわたってフェンスを設置する。

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、多くの欧州諸国は昨年、ロシア航空機の領空進入を禁じるなどの措置を取った。そうした中、ロシア人にとってフィンランドとの国境は数少ない越境場所の一つだった。

フィンランド政府は昨年9月末にロシア人の入国を禁じた。当時、ウクライナとの戦争のためにロシアのプーチン大統領が発令した「部分的動員」から逃れようと、国境を越えてフィンランドに入国するロシア人が増えていた。1日に8500人超が国境を越えた日もあった。

国境警備隊が昨年出した声明によると、フェンスは国境全てではなく越境地点やリスクの高い地域に建設される。

フェンスの試験設置と最も重要なエリアへの設置の予算はすでに確保されており、2023年から25年までの間に建設される見込みだ。

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