人気観光地にサメ出没、遊泳客が襲われ死亡 ニューカレドニア

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ニューカレドニア観光局は、サメに注意するよう観光客に呼びかけ、監視員のいる区域でしか泳がないよう促している/Theo Rouby /AFP/Getty Images/File

ニューカレドニア観光局は、サメに注意するよう観光客に呼びかけ、監視員のいる区域でしか泳がないよう促している/Theo Rouby /AFP/Getty Images/File

(CNN) 南太平洋の仏領ニューカレドニアの海岸で、オーストラリア人観光客がサメに襲われて死亡した。公共放送ニューカレドニア1TVが伝えた。

ニューカレドニア1TVによると、現地時間の19日午後4時ごろ、首都ヌーメアのシャトーロワイヤルビーチで遊泳していた59歳の男性がサメに襲われた。

男性はジェットスキーで救助され、蘇生措置が行われたが、救命はできなかった。

これを受けて当局は、海外からの観光客でにぎわうヌーメアの海岸を300メートルにわたって閉鎖し、遊泳や船舶の運航を禁止。同時にサメの駆除に乗り出した。

世界の被害状況をまとめたグローバル・シャーク・アタック・ファイルによると、同じ場所では1月下旬にも、シャトーロワイヤルビーチで泳いでいた49歳の女性がオオメジロザメに襲われて負傷していた。

地元メディアによれば、これを受けて一帯の海岸が閉鎖され、16日に再開されたばかりだった。

澄み切った青い海と美しい海岸で知られるヌーメアを訪れる海外からの観光客は、コロナ禍で激減したが、世界銀行の統計によれば徐々に回復しつつある。

ニューカレドニア観光局は、サメに注意するよう観光客に呼びかけ、監視員のいる区域でしか泳がないよう促している。

米フロリダ博物館がまとめた統計によると、ニューカレドニアでサメが人を襲った件数(人がサメを挑発したなどのケースは除く)は世界で13番目に多く、1580年以来、19回発生している。一方、米国で同じ期間にサメに襲われた件数は1600回以上。次いでオーストラリア、南アフリカ、ブラジルの順に多い。

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