隣りの患者の酸素供給切断し逮捕、「騒音」に怒り 独病院

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独マンハイムの大学病院の集中治療室にある人工呼吸器/Uwe Anspach/dpa/Getty Images

独マンハイムの大学病院の集中治療室にある人工呼吸器/Uwe Anspach/dpa/Getty Images

(CNN) ドイツ南西部マンハイム市の検察当局は8日までに、市内の病院で79歳の女性患者が装着していた生命維持に必要な酸素供給装置の音が「過度にうるさい」として2度にわたってスイッチを切っていた72歳の女性患者を逮捕したと発表した。

被害者の女性はスイッチが切断された後、蘇生の処置が必要となり、集中治療を受け続けた。容疑者の病床は被害者の近くにあったという。

検察当局の声明によると、容疑者は同市の地方裁判所の捜査担当判事の聴取を受けた後、「拘置施設」に収容された。

声明によると、事件は現地時間の午後8時前に発生。酸素供給装置の主要なスイッチが切られた後、病院職員が容疑者に同装置の利用は必要不可欠な処置であることなどを伝えたものの、午後9時ごろ再び切ったという。

米国のクリーブランドクリニックによると、患者用の酸素供給装置には様々な方式のものがあり、鼻孔への挿入、マスク型や気管切開方式などが含まれる。

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