バフムート周辺で激戦 ロシアが町の包囲主張、ウクライナは否定

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ロシア軍へ向けて砲撃を行うウクライナ軍兵士=24日、ウクライナ・バフムート近郊/LIBKOS/AP

ロシア軍へ向けて砲撃を行うウクライナ軍兵士=24日、ウクライナ・バフムート近郊/LIBKOS/AP

(CNN) ウクライナ東部ドネツク州バフムートの周辺地域で激しい戦闘が続いていることがロシア、ウクライナ双方の説明から明らかになった。

バフムートはかねてロシア軍による重要な標的となっている。同軍は直近の数カ月間にわたり東部での領土獲得に成功しておらず、多くの地域からの撤退を余儀なくされてきた。

ソーシャルメディア上にこの数日浮上した動画は、バフムートでの大規模な破壊の様子を伝えている。バフムートには依然として数千人が暮らし、電気や水道の使えない生活を強いられている。

ウクライナ東部の親ロシア派「ドネツク人民共和国(DPR)」でロシアに任命された首長のデニス・プシリン氏は28日、ロシア軍が現時点でバフムートの包囲に近づいていると明らかにした。ロシアのテレビ放送で語った。とりわけ傭兵(ようへい)集団「ワグネル」の前進が著しいとした。

ワグネルは東部ドネツク州とルハンスク州での戦闘で重要な役割を果たしている。

一方ウクライナ側は、現地でのロシア軍の攻勢を認めつつ、いかなる領土の喪失も否定した。ウクライナ軍参謀本部は28日、ロシア軍が引き続き攻撃的な作戦に主要な焦点を合わせていると指摘。バフムート周辺の約6カ所の集落に言及した。

東部で戦うウクライナ軍の報道官は28日の同国のテレビ放送で、バフムートは依然として同国にとっての主要な戦闘の中心地だと強調。敵は同方面に最も激しい攻撃を加えており、平均で1日約180~200発の砲撃を行っているとした。

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