ロシア兵の母親たち、オンライン署名運動 ウクライナからの撤退求め

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破損した産科病棟で作業する消防隊員=23日、ウクライナ・ザポリージャ州/Kateryna Klochko/AP

破損した産科病棟で作業する消防隊員=23日、ウクライナ・ザポリージャ州/Kateryna Klochko/AP

(CNN) ロシア軍兵士の母親たちが市民団体「フェミニスト反戦レジスタンス」と協力し、ウクライナからの撤退を求めるオンライン署名運動を展開している。

署名はロシアの「母の日」にあたる27日から始まった。

署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」には、ロシア上下両院の関連委員会に所属する議員あての嘆願書が公開されている。

署名は初日の夕方までに1500件を超え、さらに増え続けた。

嘆願書は、過去9カ月にわたる「特別軍事作戦」が破壊と悲嘆、流血と涙をもたらしていると懸念を表明し、「われわれロシアの母たちは国籍や宗教、社会的地位にかかわらず、平和と調和の中で暮らしたい、子どもたちの将来を恐れることなく平和な空の下で育てたいという願いで一致団結している」と述べている。

母親らはこの中で、「死ぬため」に動員される兵士の家族は防弾ベストなどの装備を自費でそろえなければならず、稼ぎ手を失った家庭で母親たちの負担は増すばかりだと訴えた。

息子らの帰還を求める母親の座り込みや嘆願に、だれも耳を傾けようとしないとも指摘。息子や兄弟、父親の戦争参加に反対すると宣言し、「母子の権利と自由を守ることが皆さんの義務。このすべてを見て見ぬふりで済ませてはいけない」と主張している。

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