ソウル転倒事故の死者154人に、日本人含む外国人26人

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ソウル転倒事故、死者154人に 

(CNN) 韓国・ソウルの繁華街でハロウィーンのイベントに集まった若者らが将棋倒しになった事故で、30日までに154人の死亡が確認された。韓国は1週間の服喪に入り、当局は事故が起きた経緯について捜査を進めている。

死者のうち少なくとも26人は外国人だったことが判明。米国、中国、イラン、タイ、スリランカ、日本、オーストラリア、ノルウェー、フランスなど多数の国が、自国民が犠牲になったことを確認している。

将棋倒しが起きた原因は不明だが、現場となったソウル市内の繁華街、梨泰院(イテウォン)は、狭い路地に大勢の人がひしめいていた。事故が起きた29日は、新型コロナ規制が解除されて以来、初めてのハロウィーンの週末だった。

警察によると、犠牲者はほぼ全員の身元が確認された。行政安全部によると、男性は56人、女性は97人だった。

現地時間の30日午後5時までに、負傷者の数は133人に増えた。行政安全部によると、うち37人が重傷を負っている。

梨泰院を通りかかったという英語教員エミリー・ファーマーさん(27)はCNNの取材に応じ、人の多さに圧倒されてバーに入ることにしたと振り返った。直後に死者が出たといううわさが流れて客が店から出ることが禁止され、同地域の「危険な状況」について警告する政府機関からのメッセージを受信。後に許されて外に出ると、目の前に惨状が広がっていた。

「全員が即死したわけではなかった」とファーマーさんは話し、グループで泣いている人たちがいたと振り返る。犠牲者の多くは衣装を脱がされて救急隊が蘇生を試みていた。「あまりにも大勢の人がいて、まだ引きずり出されている人たちもいた」

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