「汚い爆弾」めぐるロシアの主張は「見え透いたうそ」 NATO事務総長

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(CNN) ウクライナが自国領で「汚い爆弾」を使おうとしているというロシアの主張に対し、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は25日、「無謀で無責任」な「見え透いたうそ」として否定する立場を示した。

ストルテンベルグ氏は同日の記者会見で、NATOの同盟諸国はこの主張を否定すると言明。「ロシアは往々にして、自国のしようとしていることを他国のせいにする。シリアからウクライナまで、今までもこのパターンを目にしてきた。ロシアはさらなるエスカレーションのためにうその口実を使ってはならない」と述べた。

ロシアが核兵器を使う可能性については「ウクライナで核が使われることがあれば、紛争の性質は激変する」「ロシアのプーチン大統領は、核戦争での勝利はあり得ないこと、決して起こしてはならないことを承知している。深刻な結果を招くということもだ」と強調。

「今のところ核に対するロシアの姿勢に変化はみられないが、われわれは極めて注意深く見守り、必要があれば行動を起こす警戒態勢にある。現時点で最も重要なのは、ロシアは当然ながらウクライナで核兵器を使ってはならないというメッセージを伝えることだ」と語った。

「汚い爆弾」を巡るロシアの主張は、米国やウクライナ、英国も明確に否定している。

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