ウクライナへ時宜にかなった武器供与、独大統領が約束

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(CNN) ドイツのシュタインマイヤー大統領は25日、訪問先のウクライナ首都キーウ(キエフ)で、ロシアによる戦争拡大の動きを非難したほか、ウクライナ政府に対する時宜にかなった武器供与を約束した。シュタインマイヤー氏のウクライナ訪問はロシアによるウクライナ侵攻が始まってからは初めて。

シュタインマイヤー氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領とともに記者会見を行い、ロシアのプーチン大統領による無責任な核をめぐる発言や部分的動員、ウクライナ4州の「併合」を非難した。

両氏が会談した25日はドイツの首都ベルリンでウクライナの復興に関する会合が行われた。ゼレンスキー氏は共同声明で、シュタインマイヤー氏をチェルニヒウ州復興の後援者に指名すると明らかにした。

ゼレンスキー氏がテレグラムに投稿した会談に関する資料によれば、両氏は、ウクライナの経済や財政、国防で必要とされるものについて協議を行った。特に、大砲や装甲車両、そのほかの兵器が議題に上った。

シュタインマイヤー氏は、ウクライナが数日内にドイツから、多連装ロケットシステム(MLRS)の「MARS2」と自走砲2基を受け取ると述べた。

シュタインマイヤー氏は、ドイツはウクライナにとって主要な防空システムの供与国のひとつだと述べた。シュタインマイヤー氏によれば、ドイツは30両の対空戦車「ゲパルト」や3基のMARS2、防空システム「IRIS―T」などを供与してきた。シュタインマイヤー氏は、これらがロシアの残忍な侵略から人々を守るため、少しでも安全になるために役立つことを望むとした。

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