イスラエル軍が西岸でパレスチナの若者4人射殺 東エルサレムでは兵士が死亡

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検問所での銃撃後、現場に派遣されたイスラエル軍兵士=8日、エルサレム/Ahmad Gharabli/AFP/Getty Images

検問所での銃撃後、現場に派遣されたイスラエル軍兵士=8日、エルサレム/Ahmad Gharabli/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治政府によると、イスラエル軍とパレスチナ人の衝突が続く自治区ヨルダン川西岸で7日から8日かけ、10代のパレスチナ人4人がイスラエル軍部隊に射殺された。一方、イスラエル軍は8日、東エルサレムの検問所で兵士1人が撃たれて死亡したと発表した。

パレスチナ通信(WAFA)によると、イスラエルとの分離壁近くで14歳のパレスチナ人が死亡した。イスラエル軍はこれについて、分離壁近くのカルキリヤで通常の活動中に火炎瓶を投げてきた容疑者に対し、実弾で応戦したと述べた。

西岸中部ラマラの北西に位置する村では、17歳の若者がイスラエル兵に撃たれた。WAFAは、ユダヤ人入植者の攻撃を受けた住民らが反撃していたところへ、イスラエル軍が発砲したと伝えた。イスラエル側は、入植地に投石したり軍兵士を攻撃したりした数十人に対し、実弾を含む対抗措置を取ったと説明した。

またパレスチナ保健相によると、8日には西岸北部ジェニンの難民キャンプで17歳の2人が殺害された。イスラエル軍は、軍兵士らに対するテロ活動に関与した自治区の武装組織「イスラム聖戦」のメンバーを逮捕するために部隊が出動し、爆弾や火炎瓶を投げ付けられたのに対して実弾で応じたと発表した。

西岸地区では最近、イスラエル軍とパレスチナ人がほぼ連日、衝突を繰り返している。

イスラエル軍によると、東エルサレムでは8日、検問所の治安部隊が銃撃犯に襲われ、兵士1人が撃たれて死亡した。このほかにも男性1人が重傷で病院に搬送され、女性1人が現場で手当てを受けた。走行中の車からも同時に発砲があったとされ、国境警備隊が容疑者らの行方を追っている。

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