ロシアの有力議員、「嘘はやめよ」 真の戦況伝えるよう当局に要求

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戦勝記念日の行進に参加する下院国防委員会のアンドレイ・カルタポロフ委員長(中央)/Kirill Braga/Reuters

戦勝記念日の行進に参加する下院国防委員会のアンドレイ・カルタポロフ委員長(中央)/Kirill Braga/Reuters

(CNN) ロシア連邦議会下院の国防委員会のアンドレイ・カルタポロフ委員長はテレビとのインタビューで、高官たちは「嘘(うそ)をつくのをやめる」必要があると語り、ウクライナでの戦闘について真実を報告するよう当局に要求した。

「まず第一に嘘をつくのをやめる必要がある。これまで何度も指摘したが、どうやら個々の高官には伝わっていないようだ」とカルタポロフ氏はロシアのテレビ番組司会者ウラジミール・ソロビョフ氏とのインタビューで述べた。こうした内容は5日、ソロビョフ氏のSNS「テレグラム」チャンネルに投稿された。

「ロシアの都市バルイキは常に砲撃を受けている。知事やテレグラムのチャンネル、従軍記者などあらゆる人からこのことを聞いている。しかし、それ以外の人からは聞いていない」とカルタポロフ氏はインタビューで述べた。バルイキはロシア西部ベルゴロド州の町で、ウクライナとの国境に近い。

カルタポロフ氏は「国防省の報告の中身はいつも同じだ。300ものロケットを破壊したとか、ナチスを殺したとか言う。しかし人々は知っている。国民は馬鹿ではない。なのに彼らは真実の一部さえも語ろうとしない。これは信用喪失につながりかねない」と続け、プーチン大統領がウクライナでの戦争を正当化するためにナチズムを持ち出したことを引き合いに出した。

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