米軍制服組トップ、ロシアの戦略目標は「阻まれている」

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記者会見のミリー統合参謀本部議長=8日、ドイツ・ラムシュタイン空軍基地/Andre Pain/AFP/Getty Images

記者会見のミリー統合参謀本部議長=8日、ドイツ・ラムシュタイン空軍基地/Andre Pain/AFP/Getty Images

(CNN) 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長はウクライナでの戦争に触れ、「これまでのところロシアの戦略目標は阻まれている」との認識を示した。

ドイツのラムシュタイン空軍基地でオースティン国防長官と行った共同記者会見で述べたもので、「ウクライナは火力や兵力では劣っているものの、より優れた戦術的技量を示している。自国のため、自分たちの自由のために戦う意思の点でも上回っている」との見方を示した。

ミリー氏は、ロシアの作戦目標はうまくいっていないと指摘。東部ドンバス地方全域の支配は達成できておらず、南部ヘルソン近郊でドニプロ川を越えただけにとどまると指摘した。

また、ヘルソン近郊で新たに始まったウクライナの攻勢を全面的に評価するには時期尚早だとし、「ウクライナは攻勢を続ける中で、火力を効果的に駆使して地上での動きを形作っている」と述べた。

さらに、ヘルソン近郊でのウクライナ軍の進軍は「着実」かつ「慎重」に行われているとの見方も示した。

ウクライナ軍は北部ハルキウから南部ヘルソンに至るまで戦線を広げすぎているとの見方については否定し、「彼らは戦闘を続けている。彼らにはそのための戦力がある。今後の展開を見守っていく」とした。

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