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「すぐには終わらない」、前線で戦う外国人兵士に聴く CNN EXCLUSIVE

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戦闘に参加するエアーズさん(左)と元米海兵隊員のマイケル・ザファ・ロニンさん/Courtesy Mike Ayres

戦闘に参加するエアーズさん(左)と元米海兵隊員のマイケル・ザファ・ロニンさん/Courtesy Mike Ayres

エアーズさんとザファ・ロニンさんは侵攻初期に志願兵としてウクライナを訪れ、その後、雇い兵としてウクライナ軍と3年の契約を結んだ。

エアーズさんは戦闘に参加した理由について、ウクライナの人々の精神に触発されたからだと答えた。ロシアによるウクライナ侵攻は主権国へのいわれのない攻撃であり、ロシア兵に対して全く同情していないと語った。

戦場での大きな問題は、ロシア軍が装備の面でも人員の面でも圧倒していることだ。前線の部隊には小型武器も弾薬も十分に蓄えられている。しかし、エアーズさんによれば、迫撃砲や戦車などの重火器は不足している。米国や北大西洋条約機構(NATO)が供与した、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」や榴弾(りゅうだん)砲、対戦車ミサイル「ジャベリン」の数は限られており、戦闘では役立っているものの、ロシア軍の火力に対抗するには十分ではない。

米シンクタンクの戦争研究所(ISW)が先ごろ発表した報告書によれば、ウクライナ当局は今回の攻撃について、広範な領土の即時奪還を目指したものではなく、ロシア軍の兵力と兵站(へいたん)を消耗させるための意図的な軍事作戦だとしている。

エアーズさんは「故郷に帰っても無価値な人間で、部屋を借りているただの老人だ。しかし、今では戦士だ。正しいことをして、戦っている」と語る。

エアーズさんとザファ・ロニンさんにとって次の焦点は、無事に帰国することではなく、一刻も早く戦闘に参加するため前線に復帰することだ。

ザファ・ロニンさんは、3週間から4週間で全てのけがが治れば、すぐに戦場に復帰できるだろうと語る。

「もちろん、私も戻る。なぜなら戦士だから」(エアーズさん)

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