女性客の集団暴行事件で28人起訴、警官8人拘束 中国

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食事中の女性グループに殴る蹴るの暴行、防犯カメラ映像に憤り噴出

香港(CNN) 中国北東部・河北省唐山の飲食店で女性客4人が殴る蹴るの暴行を受けて負傷した事件で、当局は29日、暴行に関与したとされる男など28人が起訴され、警官8人が拘束されたと発表した。国民はこの事件に衝撃を受け、憤りの声が噴出していた。

事件は6月10日未明に発生。焼き肉店で食事をしていた女性が男の誘いを断ったことから、この女性と友人3人が男たちの集団から殴る蹴るの暴行を受けた。

防犯カメラの映像は、女性が髪をつかまれて引きずられ、瓶や椅子で殴られたり何度も頭を蹴られたりする様子をとらえていた。この映像が出回ったことで、襲撃グループの摘発を求める声や、対応が遅れたとされる警察の責任を問う声が強まった。

河北省の検察は29日、暴行に関与した疑いのある男7人を含め、これまでに28人が起訴されたと発表した。起訴された28人は2012年以来、不法監禁や傷害、賭博開帳、強盗などの犯罪にかかわっていたとされる。

被害者の女性のうち2人は「第2級の軽傷」を追って7月1日に退院したと検察は説明。残る2人は「ちょっとしたけが」だったとしている。

一方、河北省の監察当局は29日、警官8人を職権乱用や収賄などの容疑で拘束したと発表した。警官がギャング集団をかばっていた疑いも持たれている。

この事件をめぐって当局は、ネット上に流れ続けるうわさをかき消そうと躍起になっていた。被害者の女性が性的暴行を受けたといううわさや、店の前で車にひかれたといううわさについて、河北省の検察はいずれも「偽情報」だったと位置付けた。

警察は事件後、被害者の女性2人は病院に運ばれて容体は安定しており、残る2人は軽傷だったと発表していた。

しかしその後もネット上で、被害者は当局の発表よりはるかにひどい状態にあるとのうわさが流れ続け、警察や病院が繰り返し否定していた。

被害者本人や友人、家族などの発言が事件後、一切公になっていなかったことも、臆測に火を付けた。

中国国営中央テレビ(CCTV)は29日、被害者の1人のインタビューとする映像を放映した。この中で女性は「私たちは数人の男に暴行された。彼らはその後、警察に通報したり誰かに助けを求めたりすれば殺すと私たちに告げて、逃走した」と語っている。車でひかれたという情報は否定した。

CCTVの報道では、事件にかかわった警察官もうわさを否定。容疑者が現場の路地にとどまっていた時間は約1分41秒だったと言い添えた。

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