中国・武漢がロックダウン、無症状の新型コロナ感染者4人確認

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新型コロナウイルスの検査を受ける武漢の住民=2021年8月/Chinatopix/AP

新型コロナウイルスの検査を受ける武漢の住民=2021年8月/Chinatopix/AP

(CNN) 中国湖北省武漢市の江夏区で新型コロナウイルスの無症状感染者が4人確認され、区当局は27日、都市部を対象に3日間のロックダウン(都市封鎖)を発表した。

バーや映画館、インターネットカフェなどの娯楽施設や小規模な医院、農産物市場、礼拝施設、学習塾や観光施設は閉鎖される。レストランでの食事や公演、会議など大人数の集まり、宗教活動は禁止され、バスや地下鉄などの交通機関もすべて運休。97万人あまりの住民はどうしても必要な場合を除き、市外へ出ないよう指示された。

特にリスクの高い4地区の住民は自宅待機を命じられ、中程度のリスクに指定された4地区では敷地内にとどまることが義務付けられた。

江夏区は26日深夜、定期検査で2人、その濃厚接触者からさらに2人の陽性者が確認されたと発表していた。

新型コロナ感染拡大の震源地となった武漢市では2020年1月、世界で初めて感染対策のロックダウンが導入された。厳しい制限措置で封じ込めに成功し、同年8月には大規模な野外音楽イベントを開催して注目を集めた。

中国はその後も厳格な「ゼロコロナ政策」を続けてきたが、最近では感染力の強いオミクロン株の感染拡大で上海が2カ月以上ロックダウン下に置かれるなど、市民生活や経済活動に深刻な打撃が及んでいる。

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