インド警察、ヒンドゥー教批判のイスラム系ジャーナリストを逮捕

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
インドのイスラム系ジャーナリストのモハメド・ズバイル氏が逮捕された/From Mohammed Zubair/Twitter

インドのイスラム系ジャーナリストのモハメド・ズバイル氏が逮捕された/From Mohammed Zubair/Twitter

(CNN) インドのイスラム系ジャーナリスト、モハメド・ズバイル氏が27日、信仰を冒瀆(ぼうとく)した疑いで警察に逮捕された。

首都ニューデリーの警察幹部は、ズバイル氏を宗教的調和に関連する刑法に基づいて逮捕したと発表した。

同氏は報道の真偽を確認するサイト「オルトニュース」の共同設立者。これまでツイッターを通し、モディ首相や与党・インド人民党(BJP)が少数派イスラム教徒の権利を侵害していると批判してきた。BJPに対しては、植民地時代の古い法律を使って反対勢力を抑え込もうとする強権姿勢への批判が広がっている。

ズバイル氏の弁護士によると、同氏は過去のSNS投稿をめぐる2020年の捜査に関連して呼び出しを受けた。この件ではニューデリーの高等裁判所が不逮捕を認めていたが、警察は呼び出しに応じた同氏を別件で逮捕したという。

弁護士がCNNに示した警察の文書には、ズバイル氏が18年にツイッター上で、ヒンドゥー教の神の名前をつけたホテルを批判し、ヒンドゥー教徒を侮辱したとするユーザーの主張が書かれていた。

同弁護士は、当局が適正な手続きを踏まず、本人にも通知せずにズバイル氏を逮捕したと非難した。

ズバイル氏は今月、BJPの報道官がイスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したと指摘して波紋を呼んでいた。少なくとも15のイスラム諸国が報道官の発言を非難し、一部の国はインド大使を呼び出して抗議した。

同氏は最近、ヒンドゥー教過激派による反イスラムの憎悪表現(ヘイトスピーチ)とされる動画もSNSに投稿していた。

インドの野党政治家や内外のジャーナリスト団体はズバイル氏の逮捕を「真実への攻撃」と非難し、即時解放を求めている。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]