国家安全脅かす人物の密告募る、見返りに現金または「精神的」報酬 中国

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中国政府が市民に対し国家の安全を脅かす人物に関する情報提供に最大10万人民元以上の報奨金を支払うとしている/Zhang Peng/LightRocket/Getty Images

中国政府が市民に対し国家の安全を脅かす人物に関する情報提供に最大10万人民元以上の報奨金を支払うとしている/Zhang Peng/LightRocket/Getty Images

香港(CNN) 中国政府が市民に対し、国家の安全を脅かす人物に関する情報を提供すれば最大で10万人民元(約200万円)以上の報奨金を支払うと持ちかけている。中国政府は外国のスパイや「敵対勢力」の脅威が増大しているとして、そうした勢力を排除する姿勢を強めている。

国家安全省の6日の発表によると、重大な情報の提供者には表彰状という「精神的報酬」、または現金による「物質的報酬」を進呈する。

報奨金の金額は、情報の価値に応じて1万元から10万元以上まで4段階に分けられている。

密告者は関与した人物や行為について具体的な情報を提供する必要があり、その情報は当局にとって新しいものでなければならない。報告は対面でも、ネット経由でも、国家安全保障ホットライン経由でも受け付ける。

中国では2017年に北京市が、スパイ摘発に協力した人物に最大で50万元の報奨金を支払う制度を導入。国営メディアによると、1年以内に5000件近い情報が寄せられ、研究者やタクシー運転手など幅広い情報提供者に報奨金が支払われた。

国家安全省の担当者は国営紙に対し、「この措置の制度化は、国家安全保障の取り組みを支持・支援しようという国民の熱意をかき立て、国民の心、士気、知恵、力を広く結集させる一助となる」とコメントした。

中国政府や国営メディアは、中国が「敵対的な外国勢力」によって常に脅威にさらされていると強調してきた。

国家安全省の担当者は「中国の国家安全保障は、重大かつ複雑な状況に直面している。特に外国の情報機関や敵対勢力は潜入・スパイ活動を著しく増大させ、多様な手段を用いて標的を拡大し、中国国家の安全に深刻な脅威をもたらしている」と述べている。

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