民間人殺害のロシア兵に終身刑、ウクライナで初の戦争犯罪裁判

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終身刑を言い渡されたロシア兵、ワジム・シシマリン被告/Christopher Furlong/Getty Images

終身刑を言い渡されたロシア兵、ワジム・シシマリン被告/Christopher Furlong/Getty Images

ウクライナ・キーウ(CNN) ウクライナで開かれたロシア軍の侵攻後初の戦争犯罪裁判で23日、丸腰の民間人男性を殺害した罪に問われた21歳のロシア兵が、終身刑を言い渡された。

判決を言い渡されたロシア兵はワジム・シシマリン被告。2月下旬に民間人男性のオレクサンドル・シェリポフさん(62)を射殺した罪を認めていた。

判決によると、シシマリン被告はシェリポフさんが民間人で武器は持っておらず、自分に危害を加えることはないと知っていながら、AK銃でシェリポフさんを銃撃した。シェリポフさんの死因は頭部を撃たれたことによる頭蓋骨(ずがいこつ)骨折だった。

この判決に対しては30日以内に控訴できる。

検察側は、今後さらに多くのロシア兵が戦争犯罪の罪に問われるとの見通しを示し、今回の判決をきっかけとして、「彼らがここを離れて自分たちの領土に戻るべき時だと考えてくれるかもしれない」との期待を示した。

ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は定例記者会見で、シシマリン被告について「懸念している」と述べ、同被告を支援する方法を模索すると語った。

弁護側はシシマリン被告について、戦闘状況によって引き起こされたストレス状態にあり、司令官からのプレッシャーにさらされていたと主張。直接的な殺害の意図はなかったと訴えていた。

シシマリン被告は18日の罪状認否で罪を認め、19日には殺害された男性の妻を前に「許してもらえないことは分かっています。それでも申し訳なく思っています」と述べた。

被害者の妻から「あなたは私たちを守るために来たの? 誰から?」と問い詰められたシシマリン被告は「隊列と一緒に来るよう命じられました。その後どうなるかは知りませんでした」と証言した。

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