プーチン大統領、NATO軍事インフラ拡大すれば「確実に反応」

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集団安全保障条約機構(CSTO)の首脳会議に出席したプーチン大統領=16日、ロシア首都モスクワ/Alexander Nemenov/AFP/Getty Images

集団安全保障条約機構(CSTO)の首脳会議に出席したプーチン大統領=16日、ロシア首都モスクワ/Alexander Nemenov/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領は16日、モスクワで開かれた集団安全保障条約機構(CSTO)の首脳会議で、フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟について、ロシアにとっての直接的な脅威にはならないと強調する一方、「軍事的なインフラがこの領域に拡大すれば、確実に我々の反応を引き起こすだろう」と述べた。

プーチン大統領は、NATOの拡大は「人為的」だと述べ、NATOは地理的な目的を逸脱して「最善ではないやり方」で他の地域に影響を及ぼしているとの見方を示した。

その上で、CSTOはソ連崩壊後の地域の安定に重要な役割を果たしてきたと語り、「この困難な時代」においてCSTOの可能性と影響力が一層増すことを期待すると表明した。

プーチン大統領によると、CSTO加盟国は16日、軍事協力に関する共同声明を採択する。加盟国首脳には、首脳会議の非公開会合でウクライナでの特別軍事作戦に関する詳細を説明するとした。

この秋にはカザフスタン、キルギスタン、タジキスタンでCSTO加盟国の合同軍事演習を行う予定だとしている。

一方、ロシア外務省は16日、スウェーデンがNATO加盟を正式申請した数時間後、「これに関して生じる国家安全保障への脅威を阻止するため、我々は軍事技術面などの報復措置をとることを強いられる」との声明を発表。「スウェーデンのNATO加盟は、北欧および欧州大陸全体の安全保障に重大なダメージを引き起こす」と警告した。

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